【パワプロ2022】国内スカウトの調査力と判定精度の関係について【ペナント】
0.目次
1.はじめに
今回は国内スカウトの調査力がドラフトで入団する架空新人の能力判定にどのような影響を及ぼすかについて検証していきたいと思います。
データの収集が予想以上にハードだったので、最低限のサンプルしか揃えられていませんが、おおよその目安となり得る結果は出たかと思いますので、よろしければ最後までご覧ください。
2.検証環境
- 入団時の能力と判明後の能力の差の平均値を投手・野手ともに調査力S・A・B・Cそれぞれ30人ずつ記録
- ランク特能については、それぞれ増減を+1/-1とし、その合計を記録
- 非ランク特能については、青特の増減を+1/-1、赤特の増減を-1/+1とし、その合計を記録
- 緑特能については、増減を+1/-1とし、その合計を記録
- 入団前に所持が確定していた特能については、検証の対象に含めない
3.投手
基礎能力 |
総変化量 |
ランク特能 |
非ランク特能 |
緑特能 |
|
---|---|---|---|---|---|
S |
-1.83 |
-0.93 |
0.43 |
0.13 |
0.13 |
A |
-2.90 |
-1.40 |
0.00 |
0.03 |
0.27 |
B |
-6.37 |
-2.30 |
-1.90 |
0.03 |
0.40 |
C |
-7.00 |
-2.33 |
-3.37 |
0.33 |
0.44 |
・基礎能力、総変化量
全ての調査力で平均値がマイナスとなりました。
特に総変化量については、調査力がSの場合でも-0.93、Cにいたっては-2.33と、かなりのマイナスを記録しました。総変はたとえ調査力がSであっても1~2程度は減少する前提で指名した方が精神衛生上良さそうです。
ちなみに、「入団前の急成長」と同じく、球種は確定で増減しないため、3球種の投手は比較的能力詐称の確率が低いと言えます。
・ランク特能
BとCの減少が著しく、特にCの場合は7つの特能に対して-3.37のマイナスと、バグレベルの詐称が頻発します。ランク特能に重きをおくのであれば、最低でも調査力A以上は欲しいところです。
・非ランク特能、緑特能
調査力が低くなるほど収支はプラスという結果になりました。これは、調査力が低いほど予期せぬ特能の所持が多く、かつ赤特よりも青特の方が特能の種類が多いためであると考えられます。
4.野手
基礎能力 |
ランク特能 |
非ランク特能 |
緑特能 |
|
---|---|---|---|---|
S |
-3.53 |
0.37 |
0.27 |
0.40 |
A |
-6.47 |
0.23 |
0.20 |
0.37 |
B |
-13.97 |
-1.33 |
0.07 |
0.77 |
C |
-15.77 |
-2.60 |
0.97 |
0.83 |
・基礎能力
投手同様、全ての調査力で平均値がマイナスとなりました。
こちらも「入団前の急成長」と同じく、弾道は確定で増減しません。指名をする際の重要な指標となりそうです。
・ランク特能
投手同様、BとCの減少が顕著です。ただ、野手はランク特能の影響がそこまで大きくないので、投手ほど気にする必要はないかと思います。
・非ランク特能、緑特能
標本が少ないからか結果はまちまちですが、調査力が低いほど収支がプラスとなる傾向は投手と同じです。野手は効果の大きな青特が多く、赤特の影響も少ないので、この項目が選手の価値を大きく上げる可能性を秘めていると言えます。
5.まとめ
ここまでの内容をまとめると、国内スカウトの調査力と判定精度の関係は以下のとおりです。
- 基礎能力および総変化量は調査力にかかわらずマイナスとなることがほとんどで、特に調査力がB以下の場合はその傾向が顕著
- ランク特能は調査力がA以上の場合とB以下の場合で大きな差があり、A以上であればマイナスとなることはごく稀だが、B以下の場合は複数個のマイナスが頻発する
- 非ランク特能および緑特能は他の項目と同様に調査力が低いほど判定のブレは大きくなるが、青特と赤特の収支については調査力が低いほどプラスとなりやすい
結局のところ、調査力は高いに越したことはないです。
ただ、総変化量の信頼度が他の項目と比べても低いことについては、意識してプレイする必要がありそうです。
今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。